地上波の逆襲から配信の狂気まで!大ヒット作の舞台裏と続編情報
金曜の夜、日本中のお茶の間が呆気にとられ、次の瞬間には大爆笑と議論の渦に叩き込まれた。TBSテレビが世に放った『不適切にもほどがある!』は、脚本家・宮藤官九郎の真骨頂とも言える切れ味で令和の「過剰なコンプライアンス」を痛快に撃ち抜いた。昭和のダメおやじ・小川市郎を怪演した阿部サダヲのエネルギーは凄まじく、時代錯誤な暴論を吐き散らしながらも、どこか人間味を失わない絶妙なバランス感覚で視聴者を魅了した。
突如として始まるミュージカルシーンや、タイムスリップを通して描かれる親子の哀哀たる情愛。単なるノスタルジーや令和批判に終始せず、双方の時代の「生きづらさ」をあぶり出した筆力は圧巻の一言だった。見逃し配信の再生回数は歴代記録を塗り替え、金曜ドラマ枠の底力を改めて世に知らしめた。