【2026年最新】昭和レトロの最高峰『ごはんですよ!』キャラクターの謎と魅力——なぜ半世紀経っても日本人の心を掴んで離さないのか?

【2026年最新】昭和レトロの最高峰『ごはんですよ!』キャラクターの謎と魅力——なぜ半世紀経っても日本人の心を掴んで離さないのか?とはどのようなものなのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。

丸メガネに和服、そしてどこか飄々とした表情。彼の名前は「のりおさん」(正式名称は三天屋のりお)。昭和33年(1958年)、桃屋の「江戸むらさき」のアニメーションCMで彗星のごとく登場して以来、日本のCM界において最も有名な「食卓の顔」となった。作画を手がけたアニメーター・阪スギ敏氏が生み出したその造形は、当時の東京下町に実在した粋な人々の佇まいを見事に凝縮している。

実在の特定人物をそのまま模したと思われがちだが、実際のモデルは当時の落語家や江戸っ子のパブリックイメージをブレンドした架空の人物だ。にもかかわらず、画面に現れた瞬間に「どこかで会ったことがあるような」と思わせる親近感こそ、半世紀以上が経過しても風化しない最大の発明と言えるだろう。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。