神田神保町の古本屋街を徹底取材!絶版本と名店巡りの最新攻略法
神保町の真骨頂は、何と言ってもその凄まじい深化と細分化にある。「人文学・学術書」を取り扱う専門書店では、哲学、歴史、社会学の希少な研究書が天井まで届く書棚を埋め尽くしている。単に古い本を売るのではなく、各分野の学術的価値を見極める眼識を持った店主たちが、知の体系を棚の上に再構築しているのだ。
一方で、和紙の手触りが残る江戸時代の「古書・和本・浮世絵」を取り扱う老舗画廊や古書店には、海外からの旅行者やアートコレクターが絶えず足を運ぶ。葛飾北斎や歌川広重の鮮やかな木版画、手書きの草双紙が目の前に差し出される瞬間、何百年の時を超えた美意識の鼓動が伝わってくる。