漫画村の閉鎖理由と星野ロミの現在|17億円賠償と海賊版の末路

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刑事裁判において、福岡地方裁判所は2026年6月、星野ロミに対して懲役3年、罰金1,000万円、追徴金約6,257万円の実刑判決を言い渡しました。追徴金は、違法運営によって得た犯罪収益を国が強制的に没収するものです。しかし、出版界が受けた打撃の規模に対して、刑事罰だけでは被害の回復に至りませんでした。

そこで大手出版社3社(KADOKAWA、集英社、小学館)は2026年、星野ロミを相手取り、被害が甚大であった代表的タイトル(『ONE PIECE』『キングダム』『進撃の巨人』など17作品)に絞った損害賠償請求訴訟を東京地方裁判所に提起しました。そして2026年4月18日、東京地裁は出版社の請求を全面的に認め、総額17億3,664万円の支払いを命じる判決を下しました。

裁判・請求の区分確定数値・判決内容主な根拠・対象編集部の見解・実効性刑事罰(実刑判決)懲役3年・罰金1,000万円著作権法違反の主犯責任海賊版サイト運営に対する司法の厳罰化基準を確立刑事追徴金約6,257万円(全額没収)広告代理店から得た直接収益不正に得た資金ルートを国家が法的に剥奪完了民事損害賠償(大手3社)約17億3,664万円厳選された人気17作品の閲覧損害自己破産でも免責されない「不法行為債務」として一生追及業界全体の推計被害3,000億円超(CODA試算)サイト開設から閉鎖までの全損失出版業界のデジタル流通モデル変革を加速させた要因

日本の民事法において、悪意の不法行為に基づく損害賠償債務は、自己破産を行っても帳消し(免責)になりません。星野ロミ名義の国内外の銀行口座や仮想通貨ウォレット、今後の事業収入などは、出版社側による強制執行・差し押さえの対象となり続けます。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。