「まんこ」の語源と由来を徹底解明|方言・歴史的背景と諸説の真相
古典文献を精査すると、平安時代から鎌倉時代にかけては「つぼ」「ほと」「みほと」といった古語が主に使用されていました。『古事記』や『日本書紀』に見られる「陰(ほと)」は神聖な生命の場としても記述されており、現代のような卑俗なニュアンスは希薄でした。
中世末期から近世(江戸時代)に入ると、町人文化の興隆とともに洒落本、滑稽本、川柳、狂歌といった庶民文芸が発展します。この時期に口語の隠語として「まんこ」の用例が散見されるようになり、当て字として「万子」「真子」「満子」などが用いられました。
明治期に入ると、西洋近代の衛生観念や法規範(刑法上のわいせつ概念など)が導入され、印刷物や公の場における性に関する語彙の統制が進みました。その結果、本来は日常的な身体語・口語であった言葉が「公然と口にしてはならない四文字言葉」として強くタブー化されていった経緯があります。