フィギュアの一回転半はなぜ半回転多い?アクセルに隠された衝撃の真相

フィギュアの一回転半はなぜ半回転多い?アクセルに隠された衝撃の真相に関する基本知識を徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。

Q1:なぜフィギュアスケートには「前向きに着氷する」ジャンプがないのですか?
A1:人間の足首と膝の関節構造上、前向きに着氷すると衝撃を吸収できず、関節や靭帯、アキレス腱に致命的な怪我を負う危険があるためです。後ろ向きに着氷することで、つま先(トウピック)からエッジ全体、そして足首・膝・股関節をしならせて進行方向へ滑らせ、強烈な着氷衝撃(体重の5〜8倍)を安全に逃がすことができます。

Q2:シングルアクセル(一回転半)とダブルアクセル(二回転半)はどうやって見分ければいいですか?
A2:踏み切りは同じ「前向き」ですが、空中にいる時間の長さと体の締め方が全く異なります。シングルアクセルはふわっと前方に跳び出して半回転余分に回る様子が肉眼でもカウントしやすいのに対し、ダブルアクセルは空中に入った瞬間に腕と足をギュッと胸元に引き込み、高速で2回半回転します。また、シニアの女子・男子競技会で単独で跳ばれるアクセルは基本的にダブル以上(2Aまたは3A)です。

Q3:2026年現在のトップ競技会で、一回転半(シングルアクセル)が跳ばれることはありますか?
A3:ISU公認のシニアやジュニアの通常競技会(ショートプログラムやフリースケーティング)では、規定によりダブルアクセル(2A)またはトリプルアクセル(3A)が求められるため、トップ選手が意図してシングルアクセルを跳ぶことはありません。ただし、踏み切りのミスやタイミングの狂いにより空中で回転がほどけてしまった際、「実質シングルアクセル(1A)」として記録・採点されるケース(いわゆるジャンプの抜け)は見られます。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。