歴代視聴率の真相と新作スクープ!月9ドラマが起こす新時代の革命
1990年代初頭、バブルの余熱と都市の洗練を背景に生まれたのがトレンディドラマの決定打となった『東京ラブストーリー』だ。脚本を手掛けた坂元裕二は、当時わずか20代前半の若さで登場人物たちの剥き出しの感情とリアルな痛みを鮮烈に描き出した。赤名リカの奔放でありながら切ない台詞回しは、従来の型にはまった恋愛劇の概念を根底から覆した。
続いて1996年に放映された『ロングバケーション』は、まさに社会現象そのものだった。主人公たちが織りなす繊細な心理描写と軽快な会話劇は、月曜の夜に仕事を早く切り上げて帰宅する「月曜日はOLが街から消える」という流行語を定着させた。劇中で使用されたクラシック曲の楽譜が楽器店で売り切れ、ピアノ教室に大人の男性が殺到するなど、画面の中の出来事が現実のライフスタイルを瞬時に書き換えていくダイナミズムがそこにあった。