映画トレーニング デイの結末と伏線を徹底考察!悪徳警官の正体
映画『トレーニング デイ』の生々しい描写の背景には、1990年代後半にロサンゼルス市警察を根底から揺るがした実在の汚職事件(ランパート・スキャンダル)が存在します。
脚本を手掛けたデヴィッド・エアーは、ストリートギャング対策班「CRASH」に所属していた実在の悪徳警官ラファエル・ペレス刑事の汚職手口や行動様式を徹底的にリサーチし、アロンゾのキャラクター造形に落とし込みました。ペレス刑事は押収したコカインの横領、証拠の捏造、無実の市民に対する発砲と偽装工作などを行っており、映画内で描かれた悪行の数々は決して荒唐無稽なフィクションではなかったのです。
さらにアントワーン・フークア監督は、撮影にあたって本物のストリートギャングである「ブラッズ」や「クリップス」の幹部と交渉を重ね、危険なエリアでの現地ロケを敢行しました。本物のストリートの空気と、警察組織のリアルな暗部を融合させたからこそ、20年以上が経過した現在も色褪せないドキュメンタリータッチの緊迫感が保たれています。