なぜ虜になる?濃厚ミルクティーパンの市販比較とHb絶品レシピ徹底解説

なぜ虜になる?濃厚ミルクティーパンの市販比較とHb絶品レシピ徹底解説に関する詳細情報を詳しくまとめました。最新データをチェックしましょう。

手作りパンにおいて、「紅茶のパンはなぜか膨らみが悪く、パサつきやすい」という悩みがネット上のQ&Aサイトで散見されます。これには製パン科学上の見落としがちな盲点があります。

第一の盲点は、茶葉に含まれるポリフェノール(タンニン)とグルテン網の相互作用です。紅茶の渋み成分であるカテキンやタンニンは、高濃度で生地に混ざると小麦粉のグルテン形成を阻害する性質を持ちます。そのため、茶葉を大量に入れすぎたり、熱い紅茶液のままイーストと接触させると、発酵力が著しく低下し、目が詰まった硬いパンになってしまいます。茶葉は必ず微粉末(パウダー状)を使用し、仕込み液の温度をきっちり30℃以下に管理することが必須条件です。

第二の盲点は、牛乳の乳脂肪による吸水率のズレです。レシピの「水」をそのまま同量の「牛乳」に置き換えると、牛乳中の固形分(約12%)の分だけ水分不足に陥り、生地が固くなります。牛乳を使う場合は、水レシピよりも水分量を約10%増量させるのが、ふんわりミルクティーパンを成功させるプロの定石です。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。