Wordで文字の上に線を引く最新技!上線が出ない原因と3大設定法
Wordのホームタブには、太字(B)、斜体(I)、下線(U)、さらには取り消し線(ab)といった多彩な文字装飾アイコンが並んでいます。しかし、どれほど探しても「上線(オーバーライン)」の専用アイコンは配置されていません。これには、Microsoftが策定してきた文書組版エンジンの設計思想と、欧米のタイポグラフィの歴史的背景が関係しています。
一般的な欧文・和文タイポグラフィにおいて、文字の下に引く「下線」はタイプライター時代からの強調手法として定着しており、中央を横断する「取り消し線」は校正や修正履歴の明示として国際的に定義されています。一方で、文字の上に線を引く表記は、数学・物理学の「平均値・補集合・共役複素数」や論理演算、あるいは特定の言語記号(マクロン)など、極めて学術的・専門的な領域に用途が限定されているため、一般文書用のリボンメニューからは意図的に除外されているのが実情です。
ウェブ標準言語のCSSではtext-decoration: overline;が用意されていますが、Wordで同様の表現を実現するには、組み込みの特殊ツールを正しく呼び出す必要があります。