Dcmなぜ屋号統一?ホーマック消滅の真相とプロが推す神コスパ品

Dcmなぜ屋号統一?ホーマック消滅の真相とプロが推す神コスパ品とは一体何なのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。

全国統一の屋号になったことで、「どのDCMに行っても同じサービス、同じ品揃えが期待できる」と考えるのは早計です。ここには、買収と統合を繰り返してきた歴史的背景ゆえの「見えない格差」が厳然として存在します。

旧ホーマックの基幹店舗として建てられた「スーパーデポ」クラスの巨大店舗は、圧倒的な資材フロア、広大なペットコーナー、本格的な園芸ハウスを備えています。一方、旧ダイキや旧カーマの都市型・中小型店舗は、敷地面積の制約から日用品や一般的なDIY用品に品揃えが絞り込まれており、木材カット用の大型パネルソーや工作室が設置されていないケースも珍しくありません。

また、ネット上では「PB比率が高くなりすぎて、専門メーカーの工具やマニアックな塗料が買えなくなった」という噂が散見されます。これについて複数の旗艦店舗を調査したところ、実態は「店舗フォーマットに応じた明確な住み分け」が行われていることが判明しました。

一般家庭向けの標準店では回転率の高いPB商品が優先的に棚を占める一方、職人や本格DIYerをターゲットとする「DCM PRO」や大型資材館では、マキタやハイコーキといった専門メーカーのプロ用電動工具やプロ向け建材が統合前と同等以上のスケールでストックされています。つまり、「専門的な品揃えが削られた」のではなく、「店舗の立地とターゲット顧客層に応じて、棚の最適化が冷徹に進められた」というのが真相です。この事実を知らずに近所の中小型店舗へ駆け込むと、「欲しい玄人向けの資材がない」というミスマッチが生じることになります。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。