アミスター20フロアブルの使い方と希釈倍率|薬害を防ぐプロの散布術

アミスター20フロアブルの使い方と希釈倍率|薬害を防ぐプロの散布術の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。

優れた切れ味を持つアミスター20フロアブルですが、作用点がミトコンドリアの電子伝達系という単一の標的部位(シングルサイト)に特化している構造上、耐性菌が出現しやすいという弱点を抱えています。世界各地の農業現場において、アゾキシストロビンの連用によって遺伝子変異(G143A変異など)を起こした耐性うどんこ病菌やべと病菌の発生が確認されています。

現場で「以前より効きが悪くなった」という事態を招かないために、各作物における総使用回数(通常年間2〜3回以内)を厳格に守ることはもちろん、異なる作用機構(FRACコード)を持つ殺菌剤との体系的なローテーション防除が不可欠です。

具体的には、作用点が複数存在する多作用点接触型殺菌剤(TPN剤/ダコニール、キャプタン剤、銅剤など)を基幹の保護剤として組み込み、発生予察や環境要因から病害リスクが高まった局面の「ピンポイントの要所」でアミスター20フロアブルを投入する戦略が、耐性菌の発生圧力を下げつつ薬剤の寿命を延ばす最善の手法となります。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

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