その痒みはダニかノミか?刺し跡で見分ける皮膚科医推奨の撃退術
皮膚の治療と並行して進めなければならないのが、生活空間からの害虫の徹底排除だ。どれほど優れた治療を行っても、発生源を放置していれば再刺咬の被害は永遠に止まらない。
ダニ対策において最も重要な物理的事実は、「ダニは50℃以上の加熱で死滅する」という点だ。一般的な天日干しや洗濯だけでは繊維の奥に逃げ込んだダニを死滅させることはできない。コインランドリーの大型衣類乾燥機(70℃以上)の利用や、布団乾燥機を1〜2時間稼働させた後に、ダニの死骸や糞を高性能掃除機で1平方メートルあたり20秒以上かけて吸引除去することが医学的・衛生工学的に実証された最も効果的なプロセスだ。
ノミが侵入した形跡がある場合は、燻煙式・加熱蒸散式の全室用殺虫剤を使用すると同時に、ペット自体の獣医師によるノミ駆除薬(スポットオン製剤等)の投与を即座に実施する。アース製薬などの調査でも示されている通り、ノミの卵や蛹は薬剤抵抗性を示すケースがあるため、殺虫剤処理後も1〜2週間にわたり隙間ノズルを用いた床面・巾木周囲の吸引掃除を毎日継続することが完全制圧への境界線となる。