実写映画『キングダム』羌瘣役は誰?清野菜名のアクションと評価を徹底解明
羌瘣というキャラクターの象徴であり、実写化における最大のハードルと目されていたのが、特殊な呼吸法によってトランス状態に入り神を降ろす暗殺術「巫舞(みぶ)」です。原作では「トーン、タンタン」という独特の擬音がリズムを刻み、重力を無視したような跳躍と神速の剣撃が描かれます。
実写版のアクション監督を務めた下村勇二は、この巫舞をスクリーン上で表現するために、中国武術のしなやかな身のこなしと、ワイヤーワークを融合させたオリジナルの殺陣を構築しました。驚くべきは、目にも留まらぬ高速の回転蹴りや連続剣撃の大部分を、清野菜名本人がノースタントで演じきっている点です。
映画劇中で描かれた「蛇甘(だかん)平原の戦い」において、千人将の首を狙い敵陣の騎兵を蹴散らすシーンは、邦画史上に残るアクションシークエンスとして語り継がれています。「トーン、タンタン」という独特の呼吸を刻みながら敵を斬り伏せていく姿は、原作の持つ幻想的な美しさと生々しい残酷さを見事に両立させていました。