ピアスホールのしこりはなぜ生じる?痛くない粉瘤・肉芽・ケロイドの正体と治し方

ピアスホールのしこりはなぜ生じる?痛くない粉瘤・肉芽・ケロイドの正体と治し方について詳しく解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

ピアスホールの内部や開口部の周囲にしこりが形成されるメカニズムは、皮膚が受ける持続的な物理刺激、異物反応、アレルギー、そして皮膚の陥入など多岐にわたります。しこりの色、硬さ、痛みの有無によって疑われる疾患が明確に異なります。

まず、ピアスホールにしこりがあるのに痛くない状態の場合、最も代表的なものが「粉瘤(アテローム)」または完成過程で生じる線維化(瘢痕組織)です。粉瘤はピアッシングによって皮膚の表皮成分が皮下に迷入し、袋状の構造(嚢腫)を作って角質や皮脂が溜まることで生じます。初期段階では無痛ですが、放置すると内部で徐々に巨大化し、雑菌が入ると強い炎症性粉瘤へと悪化します。

一方、耳たぶのしこりが赤い、あるいは軟骨ピアスのしこりや腫れが目立つ場合は「肉芽腫(にくげしゅ)」や局所の細菌感染が疑われます。傷口を治そうとする生体反応が過剰になり、毛細血管と線維芽細胞が異常増殖した状態です。触れると出血しやすく、ズキズキとした痛みを伴うのが特徴です。

さらに警戒すべきは「ケロイド」および「肥厚性瘢痕」です。傷が治る過程でコラーゲンが過剰産生され、ピアスの穴の範囲を超えて赤紫色に硬く盛り上がっていきます。特に体質的素因がある場合、軟骨や耳垂(耳たぶ)に腫瘍のように広がるリスクを孕んでいます。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

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