ゴリラゴリラゴリラは実在する?学名が3回重なる理由と真相を徹底解明
インターネット上の雑学記事やSNSの短文投稿では、「ゴリラの学名はゴリラゴリラゴリラである」という主語を大きくした表現が頻繁に見受けられます。しかし、これは分類学的には重大な言葉足らずであり、厳密には誤解を含んでいます。
日常会話で「ゴリラ」と呼ぶ場合、それは「ゴリラ属(Gorilla)」全体、あるいは「ニシゴリラ(Gorilla gorilla)」「ヒガシゴリラ(Gorilla beringei)」という種全体を包括した総称です。
- 属としてのゴリラ:Gorilla(1回)
- 種(ニシゴリラ)としてのゴリラ:Gorilla gorilla(2回)
- 亜種(ニシローランドゴリラ)としてのゴリラ:Gorilla gorilla gorilla(3回)
このように、分類の階層(レイヤー)によって呼称の長さが異なります。「ゴリラの学名=3回」と単純に暗記してしまうと、マウンテンゴリラなどの東部系統の存在を見落とすことになります。国内の主要な動物園(恩賜上野動物園、東山動植物園、京都市動物園など)の獣舎プレートを観察すると、解説文にはしっかりと「ニシローランドゴリラ」と亜種名まで明記されていることが確認できます。