北海道ムツゴロウ王国の現在と閉園理由|借金と東京進出破綻の真相

北海道ムツゴロウ王国の現在と閉園理由|借金と東京進出破綻の真相の見逃せないポイントを一挙に解説しました。

インターネット上の掲示板やSNSでは、王国の解体に関して二つの大きな誤解が長年まことしやかに語られてきました。

第1の誤解は、「北海道のムツゴロウ王国が破産して夜逃げ同然に閉鎖された」という言説です。前述の通り、破綻したのは外部資本と組んで設立した東京の運営会社「グローカル21」であり、畑正憲氏自身が自己破産したわけではありません。畑氏は自著やインタビューでも明かしている通り、自身が関与した借財については、猛烈な執筆活動と仕事によって生涯をかけて全額返済しています。

第2の誤解は、「王国破綻後、動物たちが置き去りにされ悲惨な最期を遂げた」というデマです。実際には、東京王国の閉園に際して、スタッフやボランティア、動物保護関係者が総出で引き取り先の確保に奔走しました。多くの犬や猫は熱心な里親へと譲渡され、残った動物たちはスタッフとともに北海道の敷地や関連牧場へと帰還しました。畑氏も自ら責任を持ち、最後まで動物たちの命を放棄することはありませんでした。

東京撤退後の畑氏は、北海道中標津町に構えた自宅兼仕事場で、ヒグマの美加をはじめとする動物たちと穏やかな余生を過ごしました。晩年は作家としての執筆活動や絵画制作に没頭し、80歳を超えてもタバコとペンを手放すことなく、2026年春に旅立つその瞬間まで「表現者・動物研究家」としての誇りを貫き通したのです。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。