【2026年ルポ】ビルの中に江戸時代の街並み?大混雑の大阪で静寂と歴史を体感する「知る人ぞ知る」文化拠点の秘密
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8階のフロアに降りると、雰囲気は一変する。ここでは「近代の大阪」をテーマに、明治・大正・昭和の各時代における住まいと都市の変遷が、精密なジオラマや実物資料によって立体的に展示されている。
特に圧巻なのが、近代大阪のダイナミズムを伝える巨大ジオラマ群だ。大正時代の心斎橋筋商店街の賑わい、昭和初期に誕生した日本初の公営地下鉄の開業風景、北条バスストップ周辺の住宅地開発など、大阪が「大大阪(だいおおさか)」と呼ばれ、東京を超える人口を擁したゴールデンエイジの記憶が鮮やかに蘇る。住居の構造や家具のデザイン、家電の普及過程を辿ることで、大阪庶民の知恵とたくましさ、そして生活に対する美意識が浮き彫りになる。