風化と永遠が交錯する陶美:井口大輔が「銹陶」で描く土の記憶と世界的新潮
Q1. 井口大輔の作品の特徴である「銹陶(しゅうとう)」とはどのような技法ですか?
銹陶は、井口大輔が確立した独自の作陶技法です。素焼き後に自作の籾殻灰釉を施して本焼成し、冷却後に表面をワイヤーブラシで丹念に研磨します。これにより、土でありながら古代の鉄器や風化した青銅器のような静謐な金属質感が現れます。
Q2. 井口大輔の作品はどこで鑑賞・購入することができますか?
茨城県陶芸美術館や益子町陶芸美術館、パラミタミュージアムなどの公立・私立美術館に収蔵されています。また、ニューヨークのJoan B. Mirviss LTDや東京のSokyo Galleryなどのギャラリーで開催される個展や企画展で作品を鑑賞・購入できます。
Q3. 井口大輔の作陶における成形技法について教えてください。
主にろくろを使わない「手ひねり(紐つくり)」を用いています。粘土の紐を手指で一本ずつ丹念に重ね合わせることで、微小な歪みや傾きを含む「ゆらぎ」を備えた、自然で味わい深いシルエットを生み出しています。