通名とは?本名との違いや免許証・口座の公的効力と登録要件を解説
通名を公的に使用するための第一歩は、市区町村の窓口で行う通名 住民票 記載手続きです。希望すれば誰でも即日で自由に登録できるわけではなく、厳格な審査基準が設けられています。
総務省の通達に基づき、通称名の登録要件として求められるのは「その通称名が日本国内の社会生活において長年広く使われており、本名に代わる呼称として社会的に定着している客観的事実」です。単なる個人的な希望や将来使いたいという理由では申請が却下されます。
申請時には、日常的にその名前が使われていることを証明する通名変更の必要書類(疎明資料)の提出が必須です。
・勤務先の在職証明書・社員証・給与明細(通名で発行されたもの)
・公共料金の請求書・領収書(複数月・複数年分)
・通名宛てに届いた消印付きの郵便物(複数通)
・学校の卒業証書・学生証・在学証明書
・賃貸借契約書やアパートの契約書類
なお、通名の改称(変更)や削除は、過去に悪用防止の観点から法改正と運用の厳格化が行われたため、原則として正当な理由(婚姻や離婚、養子縁組など)がない限り認められません。一度登録した通名を安易に変更することは極めて困難です。