【独占追跡】丘山晴己という規格外の現象——ニューヨークから世界へ、表現の境界線を破壊し続ける表現者の現在地
彼のバックボーンを語る上で、10代で渡米し、本場ニューヨークで生き抜いてきたキャリアは外せない。幾多のオーディションを突破し、最前線のショービジネスで戦い抜いた経験は、彼の身体表現に強靭な背骨を与えた。ブレの一切ない体幹と、指先の末端にまで神経が行き届いた美しいシルエット。それは一朝一夕のトレーニングで手に入るものではない。
舞台の上に彼が現れた瞬間、照明の光量が上がったかのような錯覚を覚える。圧倒的な陽のエネルギー。しかしそれは単に賑やかなだけではない。ミリ単位でコントロールされた動きと空間把握能力があるからこそ、観客は彼の動き一つに呼吸を奪われ、一瞬でその世界観へと引きずり込まれるのだ。