駐車違反は写真通報で処罰できる?警察が動く正しい手順と証拠の壁
アパートの契約駐車場や商業施設の敷地、個人の自宅敷地内に勝手に車を停められた場合、公道の駐車違反と同じ感覚で通報しても警察は原則として取り締まりを行いません。これには警察権の行使を制限する「民事不介入の原則」が深く関係しています。
私有地内での無断駐車は道路交通法の適用外となり、土地所有権を侵害する民法上の不法行為(民事トラブル)として扱われます。そのため、警察官がレッカー移動を行ったり違反切符を切ったりすることは法律上不可能です。
ただし、完全に打つ手がないわけではありません。私有地の無断駐車であっても、「車庫の前を塞がれて公道に出られない」「不審車両が敷地内に侵入している」といった名目で警察に相談すれば、ナンバーから所有者情報を割り出し、警察官から相手方へ直接移動を促す電話連絡を入れてもらえるケースがあります。敷地管理者や専門機関と連携しつつ、冷静に外堀を埋めるアプローチが求められます。