斉藤壮馬が演じるキャラクターの神髄|代表作ランキングと演技の深層
インターネット上のライトな評価において時折見受けられるのが、「斉藤壮馬は線が細く、知的なクールキャラや美形キャラばかり演じている」という誤解です。しかし、これは彼のキャリアの半分しか見ていない偏った見方に過ぎません。
ブレイクの足がかりとなった『アカメが斬る!』のタツミ役や、『ハイキュー!!』の山口忠、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』のレーン・エイムなどを見れば明らかなように、彼は「精神的な未熟さを抱えた青年の泥臭い咆哮」や「挫折からの泥臭い立ち上がり」を演じさせても傑出した技量を誇ります。
むしろ彼の真骨頂は、一見すると涼やかなキャラクターの内側に「熱狂」や「エゴイズム」、あるいは「抑えきれない狂気」を飼わせる演技にあります。『ブルーロック』の千切豹馬が足を痛める恐怖を振り切り、獣のような執念を剥き出しにするシーンに鳥肌を立てたファンが多いのは、この「美しさの奥にある剥き出しの闘争本能」を違和感なく表出させられる斉藤壮馬の振れ幅の広さゆえです。