瀧本美織の歌が上手すぎる理由とは?鳥肌の歌唱力と音楽経歴の真相
瀧本美織の卓越したスキルを紐解くうえで、「女優が後から歌の練習を始めた」という認識は明白な誤解です。彼女のエンターテインメント人生の出発点は、紛れもなく本格的な音楽とダンスの世界でした。
その原点は、2003年に大手音楽レーベルのオーディションを勝ち抜いて結成された伝説的ダンス&ボーカルグループ「SweetS」のメンバー(MIORI)としてのメジャーデビューに遡ります。当時まだ小学生であった彼女は、エイベックスの育成システムのもと、厳しいリズムトレーニングや基礎ボーカルトレーニングを日々徹底的に叩き込まれました。幼少期に身体へ染み込ませたグルーヴ感と発声の基礎は、現在に至るまで揺るぎない音楽的体幹を形成しています。
SweetS解散後、女優としての道を着実に歩み、2011年には大ヒットドラマ『美男ですね』で男装のボーカリスト・桜庭美男役を好演。劇中バンド「A.N.JELL」の一員として披露した歌声は、お茶の間に大きな衝撃を与えました。そして2014年、彼女の音楽的才能は本格ガールズロックバンド「LAGOON(ラグーン)」のメインボーカル・MIORIとして再び爆発します。
カフェ店員や主婦など異なる職業の女性たちが集まったバンドというコンセプトの中、瀧本美織はフロントマンとして力強いシャウトやドライブ感あふれるロックナンバーを連発。アニメ『まじっく快斗1412』のオープニングテーマ「君の待つ世界」など、難易度の高いロックチューンを圧倒的な声量で歌い上げました。2016年のバンド解散に至るまで、生演奏の爆音に埋もれない強靭な喉と、ライブ空間を一瞬で支配するフロントマンとしての求心力を完全にものにしたのです。