マイケル・ジャクソン没後17年、今なお誤解される「肌の色の変化」の真相。最新映画が切り込むタブーと、尋常性白斑のリアル
1980年代後半、『Thriller』や『Bad』の大ヒットとともに、マイケルのビジュアルは劇的に変化しました。黒人特有の褐色の肌は、見る影もなく真っ白になり、鼻や顎の整形手術報道も相まって、世間は「彼は白人になりたがっている」と書き立てました。タブロイド紙は連日のように「肌を漂白した」と報じ、彼を奇妙な変人として描き出しました。
しかし、この「漂白説」は2009年の彼の死後、ロサンゼルス郡検視局が作成した公式な検視報告書によって完全に覆されることになります。報告書にははっきりと「尋常性白斑の罹患」が明記されていました。彼が亡くなって初めて、世界は彼が「嘘をついていなかった」ことを知ったのです。