診察室で損をする?現役医師が明かす絶対に避けるべき受診Ng行動
スマートフォンで病状を検索し、確定診断を自ら下した状態で来院する患者が急増している。「この病気のはずだから、あの薬を出してほしい」「ネットにはこう書いてあった」と頑なに主張する姿勢は、医師が最も頭を抱える典型例だ。メディカルオンラインなどの医学論文データベースや各種の診療ガイドラインは、膨大な臨床データとエビデンスに基づいて策定されている。検索結果の断片的な知識だけで自己完結することは、命に関わる疾患の見落としにつながる。
医師は目の前の患者の年齢、既往歴、バイタルサイン、身体所見を総合的に観察し、診療ガイドラインに照らし合わせながら最適解を模索している。ネット上の情報がすべて誤りとは言わない。だが、専門家による鑑別のプロセスを軽視し、自説の正しさを証明することに執着する態度は、質の高い診断から遠ざかる最大の原因となる。