千島列島沖の巨大地震に迫る!最新震源データと津波・防災の真実
歴史を振り返れば、千島・北海道沖は幾度となく巨大津波の猛威にさらされてきた。17世紀に発生したとされる沖合巨大地震では、標高20メートルを超える津波が内陸数キロまで駆け上がった痕跡が各地の地層に残されている。2011年の東日本大震災で私たちが目の当たりにした絶望的な景観は、決して他山のお石ではない。
内閣府などの被害想定によると、真冬の深夜に巨大地震が発生した場合、最悪のシナリオでは東日本の広範囲で多数の死傷者が生じると試算されている。特に北海道や東北の沿岸地域では、津波被害そのものに加え、雪と氷に閉ざされた環境での避難行動、激しい低体温症のリスクが追い打ちをかける。津波の波高だけでなく、過酷な気象条件との二重苦に対応できる避難計画の策定が不可欠だ。