グリーンパンは本当に焦げる?安全性の裏に潜む弱点と寿命の真相
ベルギー発祥のこのブランドを語る上で欠かせないのが、2人の幼なじみ、ヤン・ヘルスリップとウィム・デ・ヴァーマンの存在だ。従来のノンスティック加工が過熱時に有毒ガスを発生させる事実に危機感を抱いた彼らは、2007年にザ・クックウェア・カンパニーを立ち上げ、まったく新しい安全基準の確立へと乗り出した。
その結晶が、砂と同じ主成分(シリカ)から作られる特許技術「サーモロン」コーティングである。製造工程でPFAS(有機フッ素化合物)はもちろん、鉛やカドミウムといった有害物質を一切使用しない完全なPFASフリーを実現。万が一過熱状態が450度に達しても、有毒ガスを放出しない安全性を誇る。
セラミックコーティング調理器具のパイオニアとして、彼らは単に安全な素材を選んだだけではない。熱伝導率を高めることで調理時間を短縮し、省エネ性能まで両立させた設計思想こそが、業界に革命をもたらしたのだ。