かぎ針の円編みで波打つ・反る原因は?綺麗な真円に仕上げる増し目の法則
円編みがフラットに仕上がらない原因は、円周の幾何学的な拡大率と、編み目の物理的な幅・高さの不一致にあります。編地が歪むパターンは大きく分けて2種類しかありません。
第1のパターンは、縁がヒラヒラと波打つ「フリル化」です。円編みが波打つ決定的な理由は、その段の円周に対して編み目の数が多すぎること(目数過多)、あるいは編み目の横幅に対して高さが足りず、行き場を失った糸が上下に波打って逃げ場を作ってしまうことにあります。編み図の指定よりも針の号数が大きすぎる場合や、手加減が緩く目が横に広がっている際にも頻発します。
第2のパターンは、編地がすり鉢やお椀のように立ち上がってしまう「カップ化」です。すり鉢状に反り返る時の対処法を考える上で知るべきは、これが「目数不足」または「縦方向への糸の引き締めすぎ」によって起きているという事実です。外周に必要な円周長が足りず、前の段を無理に引っ張り上げるため、編地が立体化してしまいます。特に立ち上がりや長編みの高さを十分に引き出せていない初心者に見られる典型的な現象です。