吉澤ひとみのモー娘。時代と全盛期の軌跡|イケメンキャラと激動の裏側
吉澤ひとみの芸能キャリアの幕開けは、まさにミレニアムの熱気に包まれた2000年4月でした。テレビ東京系『ASAYAN』内で開催された「モーニング娘。第3回追加オーディション」(4期生オーディション)には、全国から約25,000人もの応募が殺到。その激戦を勝ち抜き、石川梨華、辻希美、加護亜依とともに合格を果たしたのが当時15歳の吉澤ひとみでした。
プロデューサーのつんく♂は、審査の初期段階から彼女の際立つビジュアルと度胸に着目していました。当時の選考資料や番組内のコメントによると、つんく♂は「天性のオトコマエな気質」「放っておいても化ける素材」と高く評価。加入直後はロングヘアの美少女という佇まいでしたが、ほどなくしてショートカットへ大胆にイメージチェンジを図ります。これが彼女のキャリアを決定づける転換点となりました。
2000年5月発売の『ハッピーサマーウェディング』でCDデビューを飾ると、同年夏には大人気派生ユニット「プッチモニ」の2期メンバーに抜擢されます。脱退した市井紗耶香の後任という極めて高いハードルを課されながらも、保田圭、後藤真希とともにミリオンセラーユニットの看板を背負い、シングル『Baby! 恋に KNOCK OUT!』などを大ヒットへ導きました。
当時、バラエティ番組『うたばん』(TBS系)などで見せた物怖じしないトークや、司会の石橋貴明・中居正広から付けられた「よっすぃー」の愛称は瞬く間にお茶の間へ浸透。同期である辻・加護の自由奔放な振る舞いを包容力で見守る姿も相まって、女性ファンからも絶大な支持を集める「頼れるイケメンキャラ」としての評判を確固たるものにしていきました。