千葉最大の巨墳・内裏塚古墳の謎に迫る!被葬者の正体と最新調査の全貌
内裏塚古墳の構造と副葬品は、被葬者の強大な武力と経済力を物語っています。後円部の中央に設けられた埋葬施設は、房州石(砂岩)などの割石を積み上げた竪穴式石室構造を採用しています。
明治時代(1906年)の発掘調査をはじめとする記録によると、石室内部からは極めて豪奢な副葬品が多数出土しました。
特筆すべきは軍事色の強さです。鉄剣・直刀・鉄鏃(矢じり)といった武器類に加え、当時の最先端防具であった「短甲(たんこう)」や「頸甲(くびよろい)」「肩甲(かたよろい)」などの甲冑類が豊富に納められていました。さらに、銅鏡や勾玉・管玉といった祭祀具・装身具も揃っており、呪術的権威と軍事統率力を併せ持った王の姿が浮かび上がります。
また、墳丘テラス部や周囲からは円筒埴輪や形象埴輪の破片も確認されており、畿内王権の祭祀儀礼を忠実に踏襲して墳丘上が荘厳に飾られていた事実が証明されています。