『金妻』『男女7人』の脚本家・鎌田敏夫の現在と伝説的名作の真実
鎌田敏夫の才能は脚本執筆にとどまらず、小説家・エッセイストとしても高く評価されています。自身が手掛けた映像作品のノベライズはもちろん、完全オリジナル小説でも多くの読者を魅了してきました。
『里見八犬伝』のノベライズ版をはじめ、『ラスト・ソング』や『29歳のクリスマス』の小説版は、映像とは異なる濃密な心理描写と流麗な文体でベストセラーを記録。人間が心の奥底に隠し持つ情熱、弱さ、孤独感を冷徹に見つめながらも、最後には温かな肯定感を与える筆致は、著書を通じて幅広い世代の支持を集めました。