『ボボボーボ・ボーボボ』ところ天の助はなぜ不滅?プルプル真拳と名言の真相
ところ天の助がネットコミュニティやファンの間で語り継がれる最大の理由は、予測不能な奇行と、そこに滲み出る哀愁にあります。その象徴と言えるのが、あまりにも有名な「ぬのハンカチ」のエピソードです。
ひらがなの「ぬ」の文字が無数にプリントされたハンカチを心の底から愛好し、ライバルである「ね」の文字が書かれたハンカチを激しく憎悪する様は、常人の理解を遥かに超えた狂気を感じさせます。作者・澤井啓夫氏の天才的な言語感覚が炸裂した「ねのねのねのね……」と怨嗟の声を漏らすシーンや、ボーボボたちに「ぬ」を侮辱されて激昂する姿は、作品屈指の名場面として今なお語り草です。
また、彼の発する台詞には、不条理でありながら妙に耳に残る珠玉の名言が揃っています。
- 「オレはところてんだぞ!」:自らのアイデンティティを叫びつつも、何の説得力も持たない究極の叫び。
- 「わら人形に五寸釘!!」:逆境に立たされた際、突如として呪詛を撒き散らす不気味な迷言。
- 「オレの体はトコロテンだから効かないぜ!」:直後にあっさり粉砕されるお約束のフラグ回収セリフ。
単なるギャグにとどまらず、弱者ゆえの悲哀と反骨精神が同居しているからこそ、天の助は単なるマスコットを超えた愛されキャラとして定着しました。