胸筋下部をダンベルで鍛える!くっきり境目を作る種目と効くフォーム
ダンベル種目を行っているのに「腕ばかりが疲れる」「胸の中部や上部にばかり効いてしまう」という場合、骨格と筋肉の走行に合致した軌道が作れていない可能性が極めて高いです。大胸筋下部は、鎖骨や胸骨からではなく、腹直筋鞘(お腹側)の前葉から上腕骨に向かって斜め上に走っています。つまり、「腕を斜め下(足元方向)に向かって押し出す・絞り込む」動作で最も強く収縮します。
多くの人が陥りがちなミスが、フラットベンチの感覚のまま胸の真上に向かってダンベルを押し上げてしまう点です。この軌道では大胸筋中部や三角筋前部に負荷が逃げてしまいます。さらに重要なのが「肩甲骨の下制(下に引き下げる動き)」です。肩がすくんだ状態で動作を行うと、負荷が首周りや肩関節へ分散し、大胸筋下部のテンションが抜けてしまいます。動作中は常に胸を張り、肩をしっかり下げたポジションをキープし続ける意識が欠かせません。