もち麦と大麦の決定的な違いとは?食物繊維と痩せる理由の真相
どれほど優れた健康食材であっても、万能の特効薬ではありません。過度な傾倒は逆効果を招きます。押さえておくべきもち麦食べ過ぎのデメリットと副作用は以下の3点です。
第1の盲点は、急激な腸内細菌叢の過剰発酵による「腹部膨満感とおならの増加」です。これまで食物繊維を十分に摂取していなかった人がいきなり100%もち麦に切り替えると、大腸内でβ-グルカンが一気に発酵し、大量の水素ガスやメタンガスを発生させます。結果として激しい胃痛や張り感、頻繁な放屁に悩まされることになります。
第2に、「水分不足に伴う便秘の悪化」です。もち麦には水溶性だけでなく不溶性食物繊維も含まれます。食物繊維が水分を吸収して便のかさを増す過程で、十分な水分補給(1日1.5〜2リットル程度)が伴わない場合、腸内で便が硬く固まり、かえって排出が困難になるケースが医療機関からも報告されています。
第3に、「カロリーオーバーの落とし穴」です。「もち麦=痩せる」という記号的認識から、おかわりを重ねてしまえば、炭水化物である以上カロリー過多に直結します。置き換えによる摂取糖質管理が成立して初めてダイエット効果が発揮されるという前提を忘れてはなりません。