雨の日のウォーキングは逆効果?休む判断基準と劇的室内代用法
一方で、「どうしても雨の匂いや静寂な空気の中を歩きたい」という屋外派のウォーカーも少なくありません。その場合、妥協してはならないのがギアの選定です。普段履きのスニーカーに傘という軽装で雨天ウォーキングに挑むのは厳禁です。
最重要アイテムとなるのが、防水透湿性素材の代名詞である「ゴアテックス(GORE-TEX)」を搭載したウォーキングシューズです。水滴の2万分の1という微細な孔が無数に空いたゴアテックスメンブレンは、外部からの雨水の浸入を100%シャットアウトしながら、運動によって発生する足裏の汗(水蒸気)を外部へ逃がします。アシックスの「GEL-RIDEWALK G-TX」やOnの防水モデル、HOKAの「Transport GTX」など、近年はクッション性と完全防水を両立した高機能モデルが充実しています。
足元と並んで投資すべきは、ウォーキング専用に設計された「軽量セパレート型レインウェア」です。一般的なビニール合羽は内部の湿度を逃がせず、数分歩いただけでサウナ状態となり自らの汗でずぶ濡れになります。選定の絶対基準は、「耐水圧10,000mm以上」「透湿性10,000g/㎡/24h以上」。このスペックを満たすアウトドアブランド(モンベルのストームクルーザーやザ・ノース・フェイスのフューチャーライト採用モデル等)のウェアであれば、雨を弾きながら衣服内の蒸れを瞬時に排出し、快適な衣服内気候を維持できます。
さらに、見落とされがちですが生命に関わるのが「被視認性(セーフティグッズ)」の確保です。交通事故総合分析センター(ITARDA)のデータによると、雨天時の歩行者事故発生率は晴天時の約4倍に跳ね上がります。薄暗い雨天や夕暮れ時はドライバーからの視界が極端に狭まるため、再帰反射材(リフレクター)が配置されたウェアの着用や、LEDアームバンドの装着、明るい蛍光カラーのキャップ着用はマストの自己防衛策です。