ヒロアカ「私が来た!」元ネタと感動の背景|オールマイト名言の全貌
作中で平和の象徴として君臨したオールマイト(八木俊典)の代名詞であり、ファンならずとも一度は耳にしたことがあるフレーズ「もう大丈夫!なぜって?私が来た!」。このセリフの由来と意味を紐解く上で欠かせないのが、原作者・堀越耕平氏が注ぎ込んだヒーロー像への強烈なリスペクトです。
堀越氏は過去の公式インタビューや単行本の巻末コメントにおいて、幼少期から親しんできたアメリカン・コミックス(特に『スーパーマン』や『スパイダーマン』)と日本の特撮ヒーロー双方から多大な影響を受けたと語っています。アメコミにおける「危機に瀕した市民を絶対的な力で救出する王道カタルシス」と、日本の少年漫画が培ってきた「泥臭くも折れない不屈の精神」が融合した結果として生まれたのが、この象徴的なフレーズでした。
作中設定における「私が来た」の元ネタは、オールマイトが若き日に大災害現場で数百人もの要救助者を単身で救い出した際の伝説的デビュー映像にあります。崩落する瓦礫の中から何十人もの人々を抱え上げ、傷だらけになりながらも白い歯を見せて笑い放ったこのセリフは、作中の一般市民だけでなく、画面越しに見ていた幼き日の緑谷出久(デク)の人生を決定づける強烈な原体験となりました。