不朽のバスクシャツ徹底解剖!ウエッソン愛好家のリアルな選択
1889年、モン・サン・ミッシェルの干潟に近いセントジェームス市で産声を上げたセントジェームス社。地元の羊毛商たちが紡いだ頑丈なウールセーターがその原点である。海上で命を張る男たちの体温を守り抜くため、強撚の糸を高密度に編み立てる技術は、まさに生きるための知恵だった。
20世紀に入ると素材は上質なコットンへと広がり、現在のアイコンへと結実していく。伝統的な織機を操り、職人の手仕事で仕立てられる工程は、現在もフランス本国の自社工場で愚直に守られている。合理化の名のもとに生産拠点を海外へ移すブランドが後を絶たない中、地域と歴史に根差した誇りこそが、このブランドの根底に流れる真のエネルギーだ。