タイパ至上主義の終焉?2026年、冷酷な社会で急増する「見返りを求めない生き方」の真実
なぜ、他人に親切にすると私たちは心地よさを感じるのだろうか。近年の脳科学研究は、この謎に明確な答えを出している。他者を助ける行動をとった瞬間、脳内ではオキシトシンやドーパミンといった「幸福ホルモン」が大量に分泌される。これは「ヘルパーズ・ハイ」と呼ばれる現象だ。
進化人類学の視点からも、人類が過酷な自然界を生き延びられたのは、個々の強さではなく、互いに助け合う性質があったからだとされている。つまり、私たちの遺伝子には最初から「他者を助ける喜び」が組み込まれている。利他的に振る舞うことは、自己の生存確率を高めるための本能的なプログラムなのだ。