なぜ有吉弘行は「嫌い」と言われるのか?毒舌の真実と世間の本音
有吉の現在の立ち位置を理解する上で欠かせないのが、若手時代に経験した天国と地獄の両極端な人生だ。『進め!電波少年』での大ブレイクは社会現象を巻き起こしたが、熱狂が去った後の転落劇は凄惨を極めた。仕事は文字通りゼロになり、月収が数万円にまで落ち込む過酷な極貧生活を長年強いられることとなる。
その地獄の底を這いずり回った経験こそが、彼の覚悟と人間観察眼を極限まで研ぎ澄ませた。現在、若手芸人の登竜門として圧倒的な存在感を放つ『有吉の壁』で見せる温かくも厳しい眼差しは、自身がどん底の苦しみを味わい尽くしたからこそ醸し出せる深みなのだ。