日本で一番大きい県はどこ?北海道ではない衝撃の理由と面積ランキング
日本一広い県についての議論を深める上で、対極にある「最小の自治体」をめぐる歴史的変遷も知っておくべき重要な地理雑学です。現在、日本で一番小さい県 香川県(約1,876㎢)であることは広く知られていますが、かつては大阪府が全国で最も面積の狭い自治体でした。
昭和の終わりまで、大阪府は香川県よりも狭い面積を記録していました。しかし、潮目が変わったのは1988年(昭和63年)のことです。国土地理院が算定基準を見直したことに加え、大阪湾岸での大規模な埋め立て事業が進捗しました。とりわけ1994年に開港した関西国際空港の人工島造成によって大阪府の総面積が着実に拡大し、1988年10月の公表データをもって香川県と大阪府の面積順位が正式に逆転しました。
自然地形だけでなく、人間の経済活動や埋め立て工事によって自治体の公式面積や順位が変動するという事実は、地図が固定されたものではなく時代とともに書き換わる生き物であることを物語っています。