未登録の真相!ノイシュヴァンシュタイン城とドイツ世界遺産の名城巡り
ノイシュヴァンシュタイン城の審議が進む一方で、ドイツ国内にはすでに正式な世界文化遺産として登録され、圧倒的な歴史と美を誇る城郭や宮殿が数多く存在します。旅行者なら必ず押さえておきたい代表格を整理しました。
1. ヴァルトブルク城(1999年登録 / テューリンゲン州アイゼナハ)
1067年創建。中世封建領主の城砦建築を完璧に残すだけでなく、宗教改革の旗手マルティン・ルターが追放中に身を隠し、新約聖書のドイツ語翻訳を成し遂げた歴史的聖地です。聖エリーザベトの伝説など、宗教・文化・政治が交錯した「ドイツ精神の故郷」とも称される重厚な古城です。
2. ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群(サンスーシ宮殿)(1990年登録 / ブランデンブルク州)
プロイセン王国最盛期を築いたフリードリヒ大王が建てたロココ建築の最高傑作。「憂いなし」を意味するサンスーシ宮殿は、美しい段々畑のブドウ園の上に佇み、大王が愛した豪華絢爛なサロンや広大な庭園群が当時の啓蒙君主の美意識を今に伝えています。
3. ヴュルツブルク司教館と庭園群(1981年登録 / バイエルン州)
南ドイツ・バロック建築の金字塔。天才建築家バルタザール・ノイマンが設計を手がけ、イタリアの巨匠ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロが描いた「世界最大級の一枚天井フレスコ画」は息をのむ大迫力です。階段の間や皇帝の間など、室内装飾の極致を体感できます。
4. ライン渓谷中流上部(2002年登録 / ラインラント=プファルツ州・ヘッセン州)
ビンゲンからコブレンツに至る約65kmの河谷一帯が丸ごと世界遺産。険しい断崖の上に40を超える中世の城や城跡が連なり、川を行き交う船から望む景観はヨーロッパ随一の壮大さを誇ります。