名車の移籍裏ルートと最新価格!中古電車が紡ぐ地方創生ドラマ

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実際の譲渡交渉はどのように進められるのか。いすみ鉄道の再生などで手腕を振るい、現在は銚子電気鉄道の代表取締役として現場の指揮を執る鳥塚亮氏は、地方鉄道経営における車両調達の難しさと可能性を克明に語る。銚子電鉄では長年、老朽化した元京王電鉄や元営団地下鉄の車両を騙し騙し運用してきたが、部品調達の限界や安全対策の観点から車両の更新が急務となっていた。

そこで実現したのが、南海電気鉄道からの2200系(現・22000系)の譲渡受入である。大手私鉄の譲渡元と受け入れ側の地方私鉄、双方の技術陣が膝を突き合わせ、架線電圧の違いや架空線、ホームの接触回避など無数のハードルを一つずつクリアしていった。トップの強いリーダーシップと情熱的なネゴシエーションが、経営資源に限りのある地方私鉄に新たな息吹を吹き込んだ象徴的出来事となった。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。