シーシェパードの現在は?過激団体の分裂と創設者逮捕の全真相
なぜ彼らは、高速船やヘリコプター、ドローンといった軍隊並みの装備を揃えられたのでしょうか。その原動力は、巧妙なメディア戦略と巨額の民間マネーでした。
米国のケーブルテレビ局が放送したリアリティ番組『Whale Wars(鯨戦争)』は、妨害活動をエンターテインメントとして演出し、全米で高視聴率を記録。これに共鳴したハリウッドセレブや欧米の富裕層が、巨額の寄付や船の購入費用を提供しました。
船名に著名人や大口出資者の名前を冠し、過激なアクションを映像化してネットやテレビに流すことで、さらなる寄付金を吸い上げる——まさに「過激行為のショービジネス化」による資金調達モデルが確立されていたのです。しかし、海賊認定や度重なる法的敗訴、違法行為に対するスポンサー企業のイメージ失墜により、大口の資金源は次第に離れていきました。