おしるしから陣痛までの平均は何日?初産・経産の違いと危険な兆候
妊娠関連のガイドブックを読むと、「おしるし→陣痛→破水」という順番が定型プロセスのように描かれていることが多いため、予定日が迫ってもおしるしが見られないことに強い焦りを感じる妊婦が少なくありません。しかし、現場の産科医療において、おしるしが来ないまま陣痛が開始する事例は決して例外的な現象ではありません。
実態調査によると、全妊婦のうち出産前におしるしを自覚する人は約50〜60%程度にとどまります。残りの約4割の妊婦は、おしるしを経験しないまま陣痛が訪れるか、あるいは破水からお産がスタートしています。また、実際には微量の出血があったものの、入浴時や排尿時に流れてしまい本人が気づかないケースも多々あります。
つまり、おしるしは「あれば出産が近づいている目安」にはなりますが、「なければお産が始まらない前提条件」では決してありません。おしるしの有無にとらわれすぎると、本陣痛が始まっているにもかかわらず「まだおしるしが来ていないから気のせいだ」と自己判断し、病院への連絡が遅れてしまうという危険な盲点が生じます。臨月の出産の兆候サインとして最も信頼すべきシグナルは、あくまで規則的な陣痛の周期と破水の有無であることを忘れてはなりません。