「生きろ、そなたは美しい」の真意と誕生秘話|アシタカ名言徹底考察
Q1:「生きろ、そなたは美しい」は映画のポスターのキャッチコピーですか?
A1:いいえ、ポスター等で大々的に使われた公式の宣伝コピーは、糸井重里氏による「生きろ。」です。「生きろ、そなたは美しい」は劇中でアシタカがサンに向けて発したセリフですが、映画の精神を象徴する言葉として、ポスターコピーと同等以上に人々の記憶に刻まれています。
Q2:アシタカ役の声優・松田洋治さんはどのようなディレクションを受けて演じたのですか?
A2:宮崎駿監督からは、格好をつけたヒーロー的な芝居ではなく、感情に溺れない端正で誠実なトーンが求められました。瀕死の状態で放つ「生きろ、そなたは美しい」という言葉も、甘い囁きではなく、死の間際にある人間が搾り出すような確信に満ちた声として演じられています。
Q3:サンはアシタカに対して恋愛感情を抱いていたのでしょうか?
A3:単純な恋愛感情というよりも、憎悪すべき「人間」の中で唯一、自らの尊厳を認め、命を賭して守ってくれた存在に対する「魂の親愛」と解釈するのが自然です。ラストで「アシタカは好きだ」と明言しながらも森に留まる選択をしたことが、感情に流されない彼女の気高さを物語っています。
Q4:糸井重里氏が考案したボツ案には他にどのようなものがありましたか?
A4:「おそろしいか、愛しいか。」「昔々は、今の今。」「死ぬな。」「おまえには、オレがいる。」など、約50本に及ぶ案が存在しました。情緒的、説明的な案をすべて削ぎ落とした結果、最も根源的な呼びかけである「生きろ。」に辿り着きました。