「多分」をMaybeと訳すな!英語の確信度と失礼にならない使い分け
フォーマルなビジネスシーンから一歩離れ、チャットツール(SlackやTeams)や現地の同僚とのランチタイムに目を移すと、また異なるカジュアルな多分の英語表現が飛び交っています。近年急速に広がるテキストコミュニケーションの現場から、リアルな語彙を抽出しました。
若手ビジネスパーソンやテック業界のチャット上で圧倒的な頻度で目にするのが、多分英語のスラング表現としての短縮形「Prolly」や「Prob」です。これは「probably」の口語的な発音をそのまま文字に落とし込んだものであり、「Are you joining the call?(ミーティング入る?)」に対して「Prolly yes(たぶんね)」と返すように、極めてフランクな合意形成として使われます。当然ながら、上司や社外クライアントに対して使用するのは厳禁ですが、チーム内の緊密な心理的安全性を測るバロメーターとなっています。
また、口頭の会話でネイティブが頻繁に口にするのが「Chances are...」というフレーズです。
「Chances are it won’t rain today.(たぶん今日は雨は降らないよ)」
「確率(chances)」を主語に据えたこの表現は、「客観的に見てもそうなる見通しだ」というニュアンスを、堅苦しくない日常的なトーンで表現できるため、ネイティブが会話で多用する定番の言い回しです。
さらに、「私個人の見立てとしては」という主観を柔らかく示す「I'd say...」も極めて自然な表現です。「How long will it take?(どれくらいかかりそう?)」と聞かれ、「I’d say about two hours.(まあ、だいたい2時間ってところかな)」と答えることで、責任を過剰に背負い込むことなく、現実的な推測を差し出すことができます。