ジョイボーイの正体とは?ルフィとニカの謎や空白の100年を徹底考察
ネット上の考察コミュニティやSNSでは、ギア5登場以降「ルフィはジョイボーイの記憶を宿した別人に乗っ取られてしまうのではないか」という不安や誤解が一時的に飛び交いました。能力覚醒時にルフィが見せた異様なまでの高笑いや道化のような振る舞いが、従来の彼のパーソナリティと乖離しているように見えたためです。
しかし、物語を緻密に精査すると、この「人格乗っ取り説」は明確に否定されます。悪魔の実、特に動物系幻獣種には「実自体の意志」が宿ると明言されていますが、インペルダウンの獄卒獣のように「実の意志に呑まれて理性を失う」失敗例とは異なり、ルフィは完全に自我を保ったままニカの力を行使しています。エッグヘッド編終盤で見せた仲間を想う熱い怒りや涙は、東の海(イーストブルー)を出航した頃のルフィと何ら変わりありません。
もうひとつの決定的な誤解は、「ゴール・D・ロジャー ラフテル到達時の笑い」に関する解釈です。ロジャーが最後の島で涙を流すほど大笑いし、その島を「Laugh Tale(笑い話)」と名付けた理由は、ジョイボーイが遺した宝が単に滑稽だったからではありません。20年以上も先にならないと古代兵器ポセイドンが生まれないという「時代のズレ」に対する壮絶な皮肉と、ジョイボーイというとてつもない人物が遺した途方もなく痛快な計画の全貌に、ただただ脱帽するしかなかったからに他なりません。