バブーシュカとは?Z世代で大流行の理由とおしゃれな巻き方
SNSのハッシュタグやアパレルショップの店頭で頻繁に見かけるようになったものの、「そもそもバブーシュカとは何なのか」という根本的な定義を把握していない層はまだ多いのが実情です。
言語的なルーツを紐解くと、バブーシュカの意味はロシア語の「бабушка(おばあちゃん、祖母)」に由来します。ロシアや東欧の農村地帯において、高齢の女性たちが頭部や首元を寒さや埃から守るために着用していた三角巾状のスカーフ、あるいはそれを被った女性自身の姿を指す言葉でした。これが欧米諸国へ伝わる過程で、頭を包んであごの下でキュッと結ぶスカーフスタイルの総称として定着した歴史的背景があります。
ここでネット上の検索や質問サイトで頻繁に見受けられるのが、「バブーシュカとマトリョーシカの違いがよくわからない」という混同です。両者の区別は明快で、以下の通り整理できます。
マトリョーシカは、ロシアの伝統工芸品である木製の入れ子式人形そのものを指します。一方のバブーシュカは、着用する布製スカーフや被り物自体を指す言葉です。マトリョーシカ人形に描かれている愛らしい農婦たちが頭に色鮮やかな布を巻いているため混同されがちですが、「人形そのもの=マトリョーシカ」「頭に巻いているスカーフ=バブーシュカ」と捉えれば間違いありません。