族車はなぜ令和も生き残る?旧車會との違いと驚きの高騰相場を追う
族車のカスタムは、単なる乗り物の改造にとどまらず、見る者を圧倒する過剰なデコレーションと自己主張の結晶です。四輪車(街道レーサー系)と二輪車(単車系)でそれぞれ独自のアイコンが存在します。
四輪の代表的なスタイルが、フロントバンパーを極端に前へ突き出させた「出っ歯」と、天に向かって垂直に伸ばした「竹やりマフラー」です。これにフェンダーを大胆に広げたオーバーフェンダーや、ボディ下部を極限まで下げるシャコタン(車高短)を組み合わせ、80年代のレーシングカーを過激にデフォルメした造形を作り上げます。
一方、二輪車では風防を極端に高い位置へ固定する「ロケットカウル(ぶち上げカウル)」や、背もたれ部分を垂直に伸ばした「三段シート」、絞り込まれたアップハンドルが定番です。さらに、アクセルワークとクラッチ操作をミリ単位で連動させて排気音でメロディを奏でる「コール技術」に特化するため、吸排気効率を極限まで追求した専用マフラー(クロス管など)が重用されています。